人生の分岐点
小学校3年生の頃、両親が離婚した。
「母親と父親のどちらと共に人生を歩んでいくか、自分で決断しなさい。」
当時の僕は離婚の意味がよく分かっておらず、答えを出すのは簡単だった。
母親についていくと学校が変わってしまう。
父親についていけば学校も変わることなく、友達も変わることがない。
「お父さんについていく」
ここまで育ててくれたことを父親には感謝しているが、時々思うことがある。
「母親と共に人生を歩んでいたらもっと豊かに暮らせていたのかもしれない。」
父親は離婚してから借金を重ねていき、
ガスや電気が止まることもあった。
僕は中学校を卒業して高校に通わず遊び歩き、
現場仕事(足場、塗装、防水)に就くが、長続きせず一年以内で退職を繰り返していた。
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思っていたことを文字に書くと見えてくる。
分岐点がどうであれ、結局は自分のその後の行動で全てが変わる。
父親のせいにして生きていたんだなと、いまさら反省…